約450戸のタワマンも 西広島駅前の再開発概要が明らかに 地元住民「遠方から来る人も増えそう」広島市

アストラムラインの延伸が計画されている西広島駅前の再開発事業の概要が明らかになりました。地元では、新たな街づくりへの期待が高まっています。

小林康秀 キャスター
「JR西広島駅前にやってきました。広島電鉄の路面電車の駅も見えます。そして2030年ごろには、JR西広島駅の向こう側からアストラムラインが高架で乗り入れ、駅ができることになっています。JR・広電・アストラムライン、この3つが接続する駅というのは、ほかにはありません。そんな駅前にふさわしい街を作ろうという再開発事業の概要が明らかになりました」

再開発準備組合によりますと、対象となるのは、JR西広島駅南口の西側のおよそ1.6ヘクタールです。このうち1.1ヘクタールの敷地におよそ450戸が入るタワーマンション、地上5階建てと7階建ての商業・オフィス施設2棟、市営駐輪場のあわせて4棟の建物を整備します。タワーマンションの階数や商業・オフィス施設のテナントはまだ決まっていません。

小林キャスター
「宮島街道沿いの再開発事業の対象となるエリアです。このあたりは昔ながらの親しまれてきた商店が立ち並んでいるんですが、ご覧のように多くの店がシャッターを下ろしています。このあたりは取り壊されまして、バス停や歩道が整備されるということです」

再開発準備組合では来月、地元住民に都市計画を説明したうえで年内に広島市に提案することにしています。2027年ごろに着工し、2033年ごろに完成予定だということです。

地元の商店主
― どんな街づくりを期待したいですか?
「やっぱり今、己斐っていうのは、街に近いけど中途半端なんですよ。お買い物に行くのにも。遊べて、楽しいショッピングモールを作ってほしいですね」

地元の商店主
「今後は遠方から来る人も増えたりするのかなって想像しています」

― ここにタワマンができるって想像できます?
「全然できないです。なんか都会になっていく西広島を今まで想像してなかったので、どうなるんかなって感じです、本当に」

広島市では、「再開発事業は地権者や地元住民の協力がないと成り立たないが、西広島駅前にふさわしい街づくりに大いに期待しています」とコメントしています。

西広島駅前の再開発事業の対象となるエリアです。およそ450戸が入るタワーマンション、5階建てと7階建ての商業・オフィス施設、市営駐輪場のあわせて4棟ができます。JRや広電・アストラムラインの駅とペデストリアンデッキでつながります。そして宮島街道沿いの商店街を取り壊して、バス停や歩道が整備されます。

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