プレーオフシリーズ初戦が開幕 松山英樹は10年連続の最終戦進出を目指す

10年連続プレーオフシリーズ最終戦出場に挑む松山英樹※撮影は「ウィンダム選手権」(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 事前情報◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7243yd(パー70)

米国男子ツアーは、前週「ウィンダム選手権」でレギュラーシーズンが終了し、10日にフェデックスカップランキング上位者のみが出場するプレーオフシリーズ(POS、全3試合)の初戦が開幕する。

昨季までのPOS出場者は初戦=ランキング上位125人、2戦目=70人、最終戦=30人だったが、今年は70人→50人→30人とよりフィールドが絞られる狭き門となった。最終戦優勝者には1800万ドル(約25億5298万円)のボーナスが与えられる。前年最終戦はウィル・ザラトリスがセップ・ストラカ(オーストリア)とのプレーオフを3ホール目で制し、ツアー初優勝を遂げたが、ザラトリスは今回ランキング138位でPOS出場を逃した。

前週予選落ちの松山英樹は現在ランキング57位で初戦を迎える。10年連続の最終戦進出へ、まずランキングを50位以内に上げて2戦目の出場資格を手にする必要がある。前年はランキング11位で初戦を迎えたが、開幕前日に首の痛みにより大会を欠場。本大会会場のTPCサウスウィンドでは、21年「WGCフェデックス セントジュード招待」で2位と好成績を残している。

フィールドには前週優勝で49位に浮上したルーカス・グローバーのほか、ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)、2位スコッティ・シェフラー、3位ロリー・マキロイらが名を連ねる。

POSでは獲得ポイントが優勝2000pt、2位1200pt、3位760pt…6位400ptと4倍にアップ。ビックボーナスをかけた戦いになる。

<フェデックスカップポイントトップ10と主な出場予定選手>
ジョン・ラーム(1)、スコッティ・シェフラー(2)、ロリー・マキロイ(3)、マックス・ホマ(4)、ウィンダム・クラーク(5)、ブライアン・ハーマン(6)、ビクトル・ホブラン(7)、キーガン・ブラッドリー(8)、リッキー・ファウラー(9)、トニー・フィナウ(10)、ルーカス・グローバー(49)、松山英樹(57)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン