8月6日、7日と愛知県稲沢市と一宮市では、街中でサルの目撃情報が相次ぎました。
8日は江南市でも目撃され、警察や行政はサルに近寄らないよう住民に注意を呼びかけています。
7日午後3時半ごろ、一宮市内を走っていた車のドライブレコーダーに映っていたのは、路上を歩く1匹のサル。
(目撃したドライバー)
「びっくりしすぎて『サル~ッ!!』としか言えなかった。ちょっとやつれたような、疲れているのかなという感じ。(この地域は)小学生が多いので、襲われたら怖いなという思いがあった」
愛知県の稲沢市や隣の一宮市では6日の午後から7日にかけて、街中でサルの目撃情報が相次ぎました。
一宮市の住宅街では、エアコンの室外機に座っている姿が撮影されました。
そして8日朝、一宮市の隣の江南市ではブロック塀の上でおしりをかいた後、住宅の敷地内に入っていくサルの姿が。
稲沢市と一宮市、江南市によりますと、6日から8日正午までに少なくとも「21件」の目撃情報があったとのこと。
サルは大きさや姿から1匹の同じサルと見られますが、目撃された場所を地図上に並べると、直線で約20キロの距離を一路「北東」に向かって移動していることがわかります。
8日正午前に目撃されたのは江南市草井町で、市の職員と警察官が捕獲を試みたものの、木が生い茂る森の中に逃げていったということです。
近くの住民は…。
(近くの住民)
「不安になってきたね」
「珍しい。初めて聞いた」
「びっくりだね」
これまで、このサルによる被害の情報はありませんが、警察や各市役所では、サルを見つけても決して近寄らず、目を合わせないなど、住民に注意を呼びかけています。