自民安倍派、17日に総会 「塩谷代表案」を議論へ

 自民党安倍派(清和政策研究会)は8日、会長だった安倍晋三元首相死去後の後継体制を議論するため、17日に派閥幹部らによる幹事会と所属議員全員を対象にした総会を開くと発表した。当面会長は置かず、塩谷立会長代理が派閥の事実上の代表に就く案が認められるかどうかが焦点だ。

 3日に塩谷氏は、萩生田光一政調会長や松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら「5人組」と呼ばれる派閥の有力者5人と会い、自らが派閥の代表となることを打診していた。浮上しているのが、派閥の意思決定機関として5人組も参加する「常任幹事会」(仮称)を新設し、塩谷氏が座長に収まる案だ。

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