すでに数千万円売り上げ…ガールズバー共同経営の男逮捕 無許可で客に接待、売上金は暴力団に流れた可能性

埼玉県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県さいたま市大宮区の飲食店で無許可で客に接待をさせたとして、経営者の男2人が逮捕された事件で、県警捜査4課と大宮署は8日、風営法違反(無許可営業)の疑いで、さいたま市西区佐知川、飲食店共同経営者兼内装業の男(28)を新たな共犯者として逮捕した。

 逮捕容疑は共謀の上、県公安委員会から風俗営業の許可を受けずに、今年4月14~28日、同区仲町1丁目のガールズバー「PASHA-PASHA(パシャパシャ)」で女性従業員に接待させた疑い。県警は共犯事件で捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。

 捜査4課によると、前回逮捕した経営者ら2人の供述や店、容疑者宅から押収した資料などから、共同経営者の男の関与を特定した。同店には約10人の女性従業員が在籍。ボックス席で来店した客に同席し談笑したり、酒をついだり、カラオケなどの接待行為をしていたという。

 同店は今年3月にオープンして以来、数千万円を売り上げていたとみられる。県警は売上金が暴力団に流れた可能性を視野に、捜査している。

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