北朝鮮への非難声明を調整 NPT準備委、核放棄要求

 【ウィーン共同】ウィーンで開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第1回準備委員会で、北朝鮮の核・ミサイル開発を非難し、核兵器の放棄に向けた具体的な措置を取るよう要求する内容の声明が調整されていることが8日分かった。一部の加盟国が進めており、11日まで開催予定の準備委で公表する方針。複数の関係筋が明らかにした。

 声明案は、北朝鮮が「かつてない頻度」で弾道ミサイルを発射していることや、核の先制使用が可能だとしていることに「懸念」を表明。北朝鮮の核兵器や大量破壊兵器が平和と安全の「深刻な脅威」となっており、不拡散体制を弱体化させているなどと訴える文言が検討されている。

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