ポーランド、10月に下院選 8年の保守政権に審判

ポーランドのドゥダ大統領=7月、ワルシャワ(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ポーランドのドゥダ大統領は8日、下院(定数460、任期4年)選挙を10月15日に実施すると発表した。約8年政権を維持する保守与党「法と正義(PiS)」に審判が下される。愛国主義を掲げるPiSは法の支配を巡り欧州連合(EU)との溝を深めており、結果次第でEUとの関係改善につながるかどうかも注目される。

 ロイター通信などによると、世論調査でPiSが中道の最大野党「市民連立」をわずかにリード。PiSは子育て世代への補助や年金増額などの政策で人気を集めてきたが、メディア規制やLGBTなど性的少数者に対する差別的な政策などへの反発も強い。

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