アプリで姿勢や可動域測定 宇都宮・ならでわが開発 無料プランも

スマートフォンで姿勢などを計測できるアプリ

 アプリケーションソフトウエア開発のならでわ(宇都宮市伝馬町、大塚拓也(おおつかたくや)社長)は8日までに、スマートフォンで写真を撮るだけで人工知能(AI)が姿勢や可動域を計測できるアプリ「Body Alignment(ボディアライメント)」の提供を開始した。アプリのダウンロードは無料。利用は月額980円で、無料プランは1日2回まで計測できる。

 健康志向が高まる中、身体の不調を改善し、健康をサポートする整体院や整骨院、リハビリ施設、パーソナルジムなどでの活用を想定し開発した。個人でも利用できる。

 アプリを使って体の正面と右側面を撮影すると、頭、肩、腰、膝の左右・前後のずれと傾きから姿勢のゆがみを計測でき、100点満点中、何点かをスコア化する。肩の外転、屈曲、伸展などの可動域や、前屈姿勢の柔軟性、膝関節の角度も測定できる。

 大塚社長は「施術や訓練前後の変化、効果を可視化した。受診者などへのカウンセリング力や満足度を高められ、リピート率の向上につながる」と話している。

© 株式会社下野新聞社