アストロズ大逆転勝利 9回表にタッカーが起死回生の逆転満塁弾

【アストロズ7-6オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

アストロズは3点ビハインドで迎えた9回表にオリオールズの守護神フェリックス・バティースタから一死満塁のチャンスを作り、カイル・タッカーが起死回生の20号グランドスラムを放って逆転に成功。月間最優秀リリーバーを今季3度受賞している絶対的守護神を攻略し、7対6で逆転勝利を収めた。アストロズ2番手のライン・スタネックが3勝目(1敗)、3番手のライアン・プレスリーが27セーブ目をマーク。セーブ失敗のバティースタには2敗目(6勝)が記録された。

試合は完全にオリオールズのペースだった。前回登板でノーヒッターを達成したアストロズ先発のフランバー・バルデスに対し、初回にライアン・マウントキャッスルの14号2ランで先制。2回裏にはアドリー・ラッチマンの15号2ランなどで3点を追加し、リードを5点に広げた。3回表にタッカーのタイムリーなどで2点を返されたものの、4回裏にジェームス・マッキャンの犠飛で1点を追加。先発のグレイソン・ロドリゲスが6回6安打2失点と試合を作り、8回表にジェレミー・ペーニャのタイムリーで3点差に詰め寄られたが、9回表のマウンドに守護神バティースタを送り込んだ。

ところが、昨季王者のアストロズも簡単には終わらなかった。ジョン・シングルトンの四球とホセ・アルトゥーベのヒットで1・2塁のチャンスを作ると、アレックス・ブレグマンが三振に倒れたあと、ヨーダン・アルバレスがヒットでつなぎ、一死満塁に。ここでタッカーがカウント0-2からボール2球とファウル4球で粘り、9球目の100.4マイル(約161.6キロ)の4シームを右中間スタンドへ叩き込んだ。

圧倒的なピッチングでサイ・ヤング賞候補に挙げる声もあったバティースタだが、タッカーのひと振りによって、その可能性は事実上消滅したと言っていいだろう。なお、オリオールズの藤浪晋太郎には登板機会がなかった。

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