教師になるには? 現役教員が”後輩”の大学生と交流 「不安や悩み和らいだ」/岡山・津山市

岡山県津山市にある美作大学の卒業生で現在市内で勤務する教諭と、教員をめざす同大学生たちの交流会がこのほど、西小学校で開かれた。児童学科の3・4年生14人が仕事内容について具体的な話を聞き、理解を深めた。

美作大学と市教委が連携して今年度から始めた「中山間地域教育力向上プログラム」の一環で実施。中山間地域の教育現場で意欲と実践力のある人材の育成をねらいとしており、今回は、同校の教諭3人と尾崎文雄校長らが学生たちの質問や悩みに答えた。

参加者は3グループに分かれて意見を交換。このうち本年度新任した池上葵教諭(22)のグループでは、県の来年度教員採用1次試験を終えた4年生が2次に向けた対策などを聞いた。このほか、「子どもたちとの信頼関係を築くには」といった質問もあり、池上教諭は「勉強でも行動でも子どもがきちんとできたことは、しっかり褒める」といったアドバイスをしていた。

4年生・山本将大さん(21)は「将来への不安や悩みが和らいだし、勉強にもなった。試験合格を目指して力を入れていける」と話していた。

© 津山朝日新聞社