バイデン大統領、ベトナム訪問へ 中国念頭、関係強化図る

8日、米西部ニューメキシコ州の空軍基地に到着したバイデン大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は8日、西部ニューメキシコ州で開かれた集会で、近くベトナムを訪問すると表明した。「ベトナムは米国との関係を変え、パートナーになりたいと考えている」と述べた。

 ブリンケン国務長官が4月に就任後初めてベトナムを訪問し、最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長らと会談。インド太平洋地域で台頭する中国を念頭に、米国はベトナムとの関係強化を図っている。バイデン氏は集会で「世界のあらゆる状況が変わりつつある」と語った。

 米原子力空母ロナルド・レーガンが6月にベトナムに寄港するなど米国は地域への関与をアピール。経済面での関係も深まっている。

© 一般社団法人共同通信社