新半導体工場の立地、年内に決定 SBIと台湾PSMC

SBI半導体工場の立地決定の流れ

 SBIホールディングスは9日までに、台湾の半導体受託製造大手の力晶積成電子製造(PSMC)と日本国内に新設する半導体工場の立地を年内に決める方針を固めた。関係者が明らかにした。国内に25カ所の候補地があり、段階的に絞り込む。SBIは「第4のメガバンク構想」を掲げて9行の地方銀行と提携しており、提携先の地銀を含む金融機関などから資金を調達する。

 PSMCは半導体の受注生産に特化した世界有数の企業。SBIはPSMCの高い技術力を国内に取り込み、自動車や産業機械に使う半導体を生産する。提携先の地銀には収益基盤を拡大できる利点がある。

 SBIとPSMCは8月中に現地視察を始める。

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