日程・移動面ではなでしこ有利…スウェーデン女子FW「アドバンテージを得ることはめったにない」

[写真:Getty Images]

スウェーデン女子代表のFWコソヴァレ・アスラニが、スケジュール面の不利をはねのけて見せると語った。スウェーデン『sportbladet』が伝えた。

2019年の前回大会は3位、東京オリンピック2020では銀メダルと、悲願のワールドカップ(W杯)初制覇を目指すスウェーデン。オーストラリア&ニュージーランド女子W杯でもグループステージを全勝で突破。ラウンド16では過去4度の優勝を誇るアメリカ女子代表と顔を合わせ、PK戦の末に8強入りを決めた。

11日の準々決勝では東京オリンピックと同じく、なでしこジャパンと対戦。主将、DFマグダレーナ・エリクソンのゴールなどで、3-1と勝利していた。

なでしこジャパンが中5日なのに対し、スウェーデンは中4日。しかも、スウェーデンもグループステージはニュージーランド会場だったが、アメリカ戦のスタジアムはオーストラリアのメルボルンだった。1時間とはいえ時差もあり、再び3時間強のフライトを余儀なくされる。

組み合わせを受けて事前に判明してはいたことだが、国境移動組が日程面の不利を被っている現状だ。ただ、アメリカ戦の勝利後、東京オリンピックの日本戦でも点を取っているFWコソヴァレ・アスラニは「私たちがスケジュールでアドバンテージを得られることはめったにない」と苦笑しながらも、「適応するのは得意」と移動も苦にしない構えだ。

「この試合前もそうだったけど、休みも一日減りました。スケジュールは私たちのために用意されているわけではないようですが、それが私たちを妨げたことはこれまで一度もありません」

「女子リーグは他のリーグよりも長く続き、概してすべての代表チームの中で最後に集まります。私たちは適応するのが得意であり、これにも適応しています」

「(アメリカに勝ったので、ニュージーランドへの)旅行ができるようになりましたが、日本はまだ滞在中ですよね。彼女たちは1日多く休むことになるが、試合の時までには(こちらも)準備を整えるつもりです。(アメリカ戦での)勝ち方は大きな自信につながります。マインドセットも日本との試合が始まればすべて整うでしょう」

© 株式会社シーソーゲーム