【上海共同】東京電力福島第1原発事故を受けて中国が2011年から輸入を停止している福島県産の酒などを販売したとして、四川、山東、江蘇各省の業者が当局に処罰されていたことが9日、中国メディアの報道で分かった。中国は一部日本産食品を管理してきたが、日本の原発処理水海洋放出を前に管理強化の現状に関心が高まっている。
中国メディアなどによると、福島県産の酒1瓶を販売した四川省成都市の企業が3月に3万元(約60万円)の罰金を科された。酒は経営者の友人が日本から持ち帰ったものだった。
山東省青島市の業者も3月、千葉県産のウイスキー1瓶を販売して1万元の罰金を科された。