「多くの選手が去り、入ってきたのは2人だけ…」新主将ファン・ダイクはリバプールの編成を不安視

[写真:Getty Images]

リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが、チームの現状への不安を認めた。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

昨シーズン終了後にブラジル代表FWロベルト・フィルミノ、元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーらが契約満了で退団し、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、ブラジル代表MFファビーニョはサウジアラビアに去ったリバプール。さらに選手が退団するという噂がある一方で、ここまで新加入はアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターとハンガリー代表MFドミニク・ソボスライの2選手にとどまっている。

現在クラブはサウサンプトンのベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(19)の獲得を狙うも、クラブ間合意に手こずり交渉が停滞。守備的MF不足に陥ったチームは、プレシーズンマッチ5試合で11失点と守備面に大きな不安を抱えており、プレミアリーグ開幕を前にファンからクラブの補強方針に対する疑問の声も増えつつある。

チームの新キャプテンとなったファン・ダイクも、ファンの不安については理解できると認めており、ここからクラブが積極的な補強に打って出ることを期待した。

「(ファンの不安については)間違いなく理解できるものだ。もちろん、僕自身はそこまでネガティブな人間ではないから、そうした不安について考えることはない」

「ただ、キャプテンと副キャプテンを含む多くの選手が去り、現時点で入ってきたのはたった2人だけだ…。そして、ここまでの僕たちは非常に良いポゼッションを見せる一方で、守備はあまり良くなかった。これを見れば、疑問を抱く人がいるのも理解できる」

「これからチームにより多くの選手が加入するかどうか見てみよう。それから、また長いシーズンに向けて準備を整える必要がある。他チームを見る限り、非常に厳しい状況になるだろうね。それでも僕たちは再び上昇したいし、挑戦したいと思っている」

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