橋本環奈、24年後期の朝ドラヒロインに 神戸など舞台「おむすび」平成のギャルが栄養士に

2024年後期に始まるNHK朝ドラ「おむすび」で主演する橋本環奈=NHK大阪放送局

 NHK大阪放送局は9日、神戸などを舞台にした朝の連続テレビ小説「おむすび」を2024年後期に始めると発表した。平成時代のギャルが栄養士の道を歩む青春物語で、NHKドラマ初出演となる橋本環奈(24)が主演を務める。

 橋本が演じる主人公の米田結は「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」がモットーのギャル。平成に元号が変わった最初の日に生まれ、自然豊かな福岡・糸島で育つ。高校卒業後に神戸、大阪に移り住んで栄養士になり、現代人が抱える問題を食の知識と持ち前の「コミュ力」で解決していく。

 同局で開かれた会見で橋本は「私が想像するギャルはとにかく明るくポジティブ。朝ドラのヒロイン像としてはぴったりの役どころだと思うので、さわやかで元気が出る1日のスタートをお届けしたい」と抱負を語った。

 制作統括の宇佐川隆史さんによると、放送期間中の25年1月17日に発生から30年を迎える阪神・淡路大震災について取材を重ねているという。

 1月17日は、県などが2000年に制定した「おむすびの日」。震災を機に、ご飯の大切さやボランティアの善意を忘れないようにとの思いが込められている。ストーリーの詳細は明らかにされていないが、震災と密接に関わる内容になりそうだ。(藤森恵一郎)

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