富士山、5合目から登山規制も 滞留多数の場合、山梨県

富士山

 山梨県は9日、富士山の山梨側登山道「吉田ルート」で多くの登山者が滞留して危険だと判断した場合、車でたどり着ける5合目から山頂までのどこかで登山人数を規制すると発表した。当初は8合目での規制を検討していた。具体的な方法は決まっていない。周知が進まないまま実施すれば混乱も起きそうだ。

 県によると、「登山の安全の確保に関する条例」に基づく対応で、県警と連携して行う。対象は11日から今年の開山期間の9月10日まで。

 基準となる人数について県は「吉田ルートで1日当たりの登山者数が4千人を超えた場合」を目安に挙げたが、状況に応じて判断する。

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