契約は残り1年も…遠藤航、シュツットガルトとの話は進展なし? それでもクラブは残したい意向「協力関係を続けたい」

[写真:Getty Images]

シュツットガルトのキャプテンであり、日本代表でもキャプテンを務めるMF遠藤航(30)だが、残り1年となった契約に関して、クラブからは何も話がないようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。

2019年夏にシント=トロイデンからレンタル移籍で加入した遠藤。2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)に所属していたチームの昇格に貢献すると、2020-21シーズンは初のブンデスリーガに挑戦。2021-22シーズンは中盤のデュエルの勝利数がリーグ1位となり、デュエルキングと呼ばれるほどに成長した。

チームのキャプテンも務めている遠藤は、主軸としてプレーする一方で、チームは昇格以降低迷続き。2シーズン続けて熾烈な残留争いをなんとか勝ち抜いて残留を手にしている。

その遠藤だが、シュツットガルトとの契約は2024年夏までとなり、残り1年に。しかし、『ビルト』によれば、クラブからは契約延長に関して何も打診がされていないようだ。

遠藤はプレミアリーグでのプレーを夢に持つなどし、ステップアップの可能性も今夏はあったが、ここまで話はなし。一方で、シュツットガルトとは契約延長に向けた緩やかな交渉を行っているが、こちらも進展はないようだ。

『ビルト』によれば、シュツットガルトは今夏の移籍期間が終了した後に本格的に動いていきたいとのこと。チームの構成と財政的な問題が関わっているという。

もちろん遠藤は戦力として非常に重要であり、スポーツ・ディレクター(SD)のファビアン・ヴォルゲムート氏は「チームのアイデンティティを強化したいのであれば、売ることはできない資産が必要だ。ワタルはキャプテンであり、スポーツだけでなく、特別なキャラクターでもその役割を果たしている。もちろん、今シーズン以降も、協力関係を続けたいと思っている」とコメント。手放したくはないが、状況を見守ることとなり、オファー次第では売却の可能性もあるかもしれない。

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