動物園のジャガーに「血のアイスキャンディー」 猛暑で生きるための“おやつ” 米テキサス州

日本はもちろん、世界各地で猛暑が続く中、驚きの光景が見られた。米テキサス州ヒューストンでは2日に最高気温37.8度を超えた。すると、市内の動物園では、飼育されているジャガーに、ビッグサイズで赤くて冷たいものが与えられた。それはなんと「血のアイスキャンディー」だった。

動物園によると、このキャンディーは主に馬肉からのひき肉で作られているという。水と混ぜて凍らせ、ネコ科の動物たちに与えている。飼育担当者は「主食の一部ではないので、基本的な栄養はないが、私たちにとってのアイスクリームのようなおやつだ」と話す。

「血のアイスキャンディー」を食べるジャガー(ロイター)

動物たちは1年を通してこのアイスキャンディーを食べることが可能だが、夏場はより大きなサイズを用意するという。

この担当者は「ジャガーは南米原産なので、高温多湿の環境には慣れている。しかし日光を浴びると体力を消耗するため、日陰を好む。今日みたいに暑い日は彼らが涼しく過ごせるよう、我々は様々な方法を用意する。血のアイスがよいのは、見ているお客さんたちの体も冷やすことができることだ」と説明していた。

(ロイター/よろず~ニュース編集部)

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