日大・林真理子理事長、「隠蔽」との指摘に怒気孕んで反論「どこから出てくるのかわからない」 報道陣には注文も

日本大学の林真理子理事長が8日、同大学のアメリカンフットボール部員が覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)で逮捕されたことについて都内で会見を実施。事態を隠蔽しようとしたとの指摘について「非常に遺憾」と怒気を孕んだ声で否定した。

報道陣から、事態の把握から公表までに時間を要したことで、隠蔽しようという意図があったとの指摘を受けた林理事長は「隠蔽と言われることは非常に遺憾でございまして、間に土曜日と日曜日を挟んでおりましたし、私どもはまだ情報もきちんと把握しておりませんでした」と回答。強い口調で、目を見開いて質問者を見据えながら「きちんと皆さんに対応するためにはこれだけの期間が必要でございまして、隠蔽と言われる言葉がですが、一体どこから出てくるのか、全くわかりません」と反論を続けた。

さらに「警察と協議していることでございますから、もちろんこちらからお伝えできないことも多々あります。けれども、私どもの方は、どれとどれを喋ることができるかっていうことも、きちんと精査しなければ捜査に影響が出てしまうっていうことも、きちんとご理解いただきたいなという風に思っております」と報道陣に注文も。

その上で「私が最初に対応したわけでございます。けれども、はっきり申し上げまして、非常に誤解を招くようなことが多くありましたので、こういう風なきちんとした記者会見で皆さま方にお話しした方がいいと思いまして」と、会見まで時間を要した事情も口にし、「記者会見をするということは早く皆さまにお伝えしていたと思いますので、隠蔽という言葉を使うお使いになるのは非常に遺憾でございます」と、さらに強い口調で怒りを示した。

(よろず~ニュース編集部)

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