ひろゆき氏、交通機関での「常時録画」を提言 反対者にはクギ「人に見られたらまずい事でもしてるの?」

2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が8日、X(旧ツイッター)を更新。公共交通機関での防犯カメラによる常時録画を提言し、反対意見を持つ人には「人に見られたらまずい事でもしてるの?」とクギを刺した。

ひろゆき氏は「電車やバスや飛行機は、盗難や痴漢や暴力事件が減るので車内を常時録画してくれた方が良いと思ってるおいらです」と持論を展開し、「反対する人は、人に見られたらまずい事でもしてるの?」と投稿した。

2018年6月に東海道新幹線「のぞみ」の車内(新横浜~小田原駅間)で、当時22歳の男が乗客3人をナタで切りつけ、1人を殺害、2人に重傷を負わせた事件が発生したほか、21年8月には東京・世田谷区内を走行中の小田急線車内で当時36歳の男が牛刀で女子大学生を刺すなどして10人の負傷者が出た事件や、同年10月には東京・調布市内を走行中の京王線車内で当時24歳の男が刃物で乗客を切りつけ、放火して18人に重軽傷を負わせる事件が発生している。

こうした事件を受けて対策が講じられており、国土交通省が今年9月にも、東京、大阪、名古屋の3三大都市圏の車両や新幹線の全路線を対象として、防犯カメラの設置を義務付ける方針を固めたことが報じられている。一定の犯罪抑止効果が期待される一方、個人のプライバシー保護や、〝監視社会〟となることを懸念する声もある。

ひろゆき氏の投稿に対するリプ欄には「監視社会と言えば聞こえは悪いが、 犯罪の抑止や犯人をより確実に捕まえられるのならアリだと思う」「プライバシーが守られるべき場所以外はそもそも衆人環視の中だからカメラがあって録画されてても問題ないと思う」といった肯定的な意見のほか、痴漢行為だけでなく、「痴漢えん罪」を回避できる効果への指摘なども見られた。

(よろず~ニュース編集部)

© 株式会社神戸新聞社