教員免許失効状態で10か月勤務 県教委や学校も必要な確認せず 生徒の履修は認める=静岡県教委

静岡県教育委員会は、教員免許が失効していた教諭を県立特別支援学校の臨時職員として任用していたと発表しました。

教員免許が失効していたのは、県立特別支援学校で理科の授業を担当していた教諭です。県教育委員会によりますと、2021年3月末に教員免許の期限が切れていたにもかかわらず、2022年10月から2023年8月8日まで任用していたということです。
教諭は2022年7月、免許の更新制度が廃止され更新の必要がないと勘違いしたうえに、県教育委員会や特別支援学校も必要な確認をしなかったことから任用してしまったということです。授業は適切に行われていたことから、県教育委員会は生徒の履修を認めるとしています。

県教育委員会の池上重弘教育長は「今後、個々の教員が免許の有効性を確認するよう、各学校に周知、徹底するとともに、職員の任用を適正に行ってまいります」としています。

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