故フレディ・マーキュリー/BLACKPINKのリサら、【Asian Hall of Fame】に殿堂入り

様々なミュージシャンたちが、2023年の【Asian Hall of Fame】に殿堂入りした。受賞者には、ビジネス界や政府機関など、音楽やエンターテインメント以外の分野の人々も含まれている。個人として16名、そしてグループとして1組に授与された。また、追悼殿堂に4名、企業として1企業(任天堂)、さらに、“アーティスト・アンバサダー”として、カントリー界の伝説、故ジョニー・キャッシュが殿堂入りした。

今年の音楽部門の選出者は以下となる。

BLACKPINKのリサとして知られるラリサ・マノバンは、タイで生まれた。ラッパー、歌手、ダンサーでもある26歳の彼女は、“文化的アイコン”として殿堂入りした。

EDMアーティスト/プロデューサーのTOKiMONSTAとして知られるジェニファー・リーは、韓国系アメリカ人2世。2019年、彼女は『Lune Rouge』で【グラミー賞】の<最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム>にノミネートされた。

ファーイースト・ムーヴメントは、2010年から2011年にかけて2曲を米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”のトップ10にチャートインさせた。そのうち「Like a G6 featuring Cataracs & Dev」が1位、「Rocketeer featuring Ryan Tedder」が6位を記録した。

現在78歳の著名なロック・ジャーナリスト、作家、放送作家であるベン・フォン=トレスは、米ローリング・ストーン誌との長い付き合いで知られている。

フレディ・マーキュリーは、ザンジバルでパールシー・インド人の両親のもとに生まれた。クイーンのフロントマンである彼は1991年に45歳で亡くなった。

坂本龍一は、アジア人作曲家として初めて【アカデミー賞】の<作曲賞>を受賞した。日本生まれの坂本は、1988年に『ラスト・エンペラー』で、中国生まれの作曲家、蘇聡とともに【アカデミー賞】の歴史にその名を刻んだ。今作には、スコットランド出身のデイヴィッド・バーンが3人目の共同作曲者として参加している。坂本は3月に71歳で亡くなった。

ジョニー・キャッシュはアジア系ではないが、アーティスト・アンバサダーとして殿堂入りした。このカントリー界の伝説は2003年に71歳で亡くなった。

【Asian Hall of Fame】の会長兼CEOであるマキ・シェイは「殿堂入り者とアーティスト・アンバサダーは私たちの国や人類の向上のために勇気、人格、そして奉仕の精神を呼び起こします」と述べた。

表彰式は現地時間2023年10月21日、米ロサンゼルスのビルトモア・ホテルで行われる。太平洋岸北西部の殿堂入り者を称える【シアトル・ファウンダーズ・ガラ】は、9月29日にワシントン・アスレチック・クラブで開催される。チケットとスポンサーシップについては、公式サイトで確認できる。

Robert Chinn Foundationによって2004年に設立された【Asian Hall of Fame】は、アジア系および先住民のリーダーシップ、業績、そしてアメリカや世界における奉仕を推進するために活動している。年間を通じて行われるプログラムは、地元の若者の育成や、女性創業者の支援を行い、異文化交流のコンテンツを促進し、立法の強化を推進している。

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