盛岡の栗駒観光タクシーが破産 コロナ禍で収益悪化

 盛岡市月が丘の栗駒観光タクシー(資本金400万円、後藤春美社長)は盛岡地裁から破産開始決定を受けた。東京商工リサーチ盛岡支店によると、負債総額は3163万円。決定は7月31日付。

 1973年に一関市で開業し、多様な観光ルートを提案するなど丁寧なサービスで業績を伸ばし、2008年11月に本社を盛岡市に移転。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が強まり、タクシーの需要が大幅に減少。収益が悪化し、今年3月31日に事業を停止した。

© 株式会社岩手日報社