震災の経験生かして秋田を支援 大船渡の3団体、現地ニーズ対応

水害発生直後の秋田県五城目町内。大船渡市内の3団体が支援を続け、復旧を支える(大船渡青年会議所提供)

 大船渡青年会議所(新沼大理事長)など大船渡市内の3団体は、記録的な大雨被害に遭った秋田県での支援を続けている。「マンパワー不足」にあえぐ現地を支えるため、物資供給やボランティアセンターの運営に協力。東日本大震災の経験を生かし、被災地のニーズに応じた活動を展開している。

 同会議所、市社会福祉協議会(刈谷忠会長)、NPO法人おおふなと市民活動センター(木下雄太理事長)が展開。3者で結んだ災害時の協力協定に基づき、秋田県で水害が起きた直後の7月に緊急ミーティングを開き、支援に乗り出すことを決めた。

 同会議所が実働を担い、まずは中野圭顧問(37)が同月20日に五城目町入り。現地の社会福祉協議会内に開設されたボランティアセンターでは、職員が福祉関係の通常業務との兼務で働き、「マンパワー不足が顕著だ」と実感した。

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