津山圏域消防組合、消火活動やけが人救出に貢献した一般協力者を表彰/岡山・津山市

津山圏域消防組合=岡山県津山市=は4日、消火活動やけが人救出に貢献した一般協力者の表彰式を林田の同組合本部で行い、市内の5人に感謝状を贈った。
消火活動で表彰されたのは、皿の会社役員・中村隆さん(73)、一方の農業・藤原貞美さん(78)と妻の千代子さん(77)。けが人救出が川崎の公務員・左居薫さん(55)と妻で会社員の由加さん(54)。
中村さんら3人は4月4日午前10時35分ごろ、一方地内で発生した林野火災で当事者から助けを求める電話を受け、2リットルの水が入ったペットボトルなどを使って、燃え広がる畑ののり面を初期消火。迅速な対応により、近隣の建物などへの延焼を防いだ。
左居さん夫妻は5月23日午前5時半ごろ、山北地内を散歩中、後ろで大きな音がしたのに気づき、用水路(高さ約3メートル)に転落した自転車と男性を発見。2人で協力して119番通報と救出にあたった。男性は事故当時意識がなく、長時間水路に倒れたままだったら、命に危険が及ぶ可能性もあった。
式には藤原千代子さんを除く4人が出席。池上真司消防長が感謝状と記念品の盾を手渡し、「今後も地域や職場での一層の活躍を祈ります」とたたえた。中村と藤原さんは「大火にならず良かった。今後も気をつけて地域を見守っていきたい」、左居さんは「当たり前のことをしただけなので、今後も適切な対応をしたい」と話していた。

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感謝状を贈られる被表彰者

© 津山朝日新聞社