ロッキン 来年9月、茨城・ひたちなかで5日間開催 地元「大変うれしい」「できるだけ支援」

国営ひたち海浜公園で来年9月、5年ぶりに開かれることが決まった「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」=ひたちなか市馬渡(2017年8月撮影)

国内最大規模の野外音楽イベント「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」の事務局は10日、2024年9月に計5日間、茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開催すると正式に発表した。通称「ロッキン」は毎年夏に同市で開かれていたが、2022年から千葉市に会場を移していた。ひたちなか市での開催は5年ぶりとなる。

24年はロッキン25周年を記念し、8月に千葉市で開催した後、9月14、15日と21~23日の計5日間、ひたちなか市で開く。

ひたちなか市は24年、市制30周年を迎える。大谷明市長は「記念すべき節目に開催されることは大変うれしい」と歓迎。大井川和彦知事は「県にとっても地域にとっても大変喜ばしい。記念すべき25周年開催を盛り上げられるよう、できるだけの支援をしていく」とコメントした。

新型コロナ禍前の19年、ひたち海浜公園で開催された際は計7ステージが設けられた。24年は7万人規模を収容するグラスステージに絞って開く予定。

ロッキンは00年8月、同公園を会場に始まり、大物アーティストら200組以上が毎年出演。19年は5日間で延べ約33万7千人が来場した。20年から2年間、新型コロナ感染拡大の影響で中止となり、22年からは千葉市に会場を移した。

同公園では、22年夏からロッキンの代わりとなる音楽イベント「ラッキーフェス」が開かれている。主催者は10日、24年も7月に3日間の日程で開催すると改めて示した。

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