キヤノンマーケティングジャパン<8060>、東京日産コンピュータシステム<3316>をTOBで子会社化

キヤノンマーケティングジャパンは、東京日産コンピュータシステムに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。成長戦略の柱と位置付けるITソリューション事業の業容拡大につなげる。買付代金は最大約109億9400万円。東京日産コンピュータシステムはTOBに賛同している。

買付価格は1株につき1748円で、TOB公表前日の終値880円に98.64%のプレミアムを加えた。買付予定数は628万9784株。買付予定数の下限は所有割合66.67%にあたる419万3200株。親会社の日産東京販売ホールディングスは保有する53.9%の全株式をTOBに応募する予定。

買付期間は8月10日~9月25日の31営業日。決済の開始日は10月2日。公開買付代理人は大和証券。

東京日産コンピュータシステムは1982年に東京日産自動車販売(現日産東京販売ホールディングス)のコンピューター事業部としてスタートし、1989年に分社独立して設立された。2004年にジャスダック市場に上場し、2022年4月に東証スタンダード市場に移行。

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