欧州でのキャリア終えた36歳カバーニ、新天地ボカでデビューもいきなり決定機逃して苦笑い

[写真:Getty Images]

ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが、新天地でのデビュー戦で決定的なチャンスを逃してしまった。アルゼンチン『Ole』が伝えている。

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19歳で加入したパレルモを皮切りにナポリ、パリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、バレンシアでプレーしたカバーニ。今夏で欧州生活にピリオドを打ち、アルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズと1年半の契約を結んだ。

ボカでは過去に故ディエゴ・マラドーナ氏やファン・ロマン・リケルメ氏(現・副会長)らが背負ってきた背番号「10」を着用することになり、9日にはホームで行われたコパ・リベルタドーレスのラウンド16・2ndレグのナシオナル戦で加入後初出場を果たす。

2トップの一角で先発出場したカバーニは2-1とリードして迎えた71分に途中交代。ゴールは挙げられず、ボカもカバーニを下げた直後の75分に追いつかれて2戦合計2-2となったが、その後のPK戦を制し、ベスト8進出を掴みとった。

ただ、カバーニにとっては少し悔いの残る試合に。62分、相手GKの正面で味方のシュートが足元に来てしまったカバーニはワントラップからすかさず左足シュート。間接視野にいたDFが気になったのか、シュートをゴール左へ外し、ガックリうなだれ苦笑いすることとなってしまった。

何はともあれ、チームは勝利しベスト8に進出。試合後のインタビューでは「早くボカでプレーしたかったし、チームのみんなが幸せなら僕も幸せさ。僕にはリードを広げるチャンスが来たのに決められなかったね。でも、最後に祝うことができてよかったよ」と喜びを口にした。

『Ole』によると、カバーニはシュート3本をいずれも枠へ飛ばせなかったようだが、29本のパスのうち24本を成功させるなど、積極的に中盤まで降りてチャンスメイクに参加していたとのこと。持ち前の献身的な姿勢は欧州を去り、選手キャリアの集大成が近づいても変わらないようだ。

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