トンネルから緊急停止信号　JR北陸線、誤作動か

　10日午前10時5分ごろ、JR北陸線の敦賀（福井県敦賀市）―南今庄（同県南越前町）間の北陸トンネルから緊急停止信号が発せられ、複数の電車が緊急停止した。JR西日本金沢支社によると、トンネル内に異常はなく、誤作動とみられる。同支社が原因を調査している。

　複数の電車が緊急停止した影響で特急を含む計25本が運休、計36本に最大約4時間の遅れが出て計約2万5千人に影響した。同日午後4時半ごろに通常のダイヤに戻った。

　信号を発した機器は、運転士が線路上に異常を見つけた際などにボタンを押して他の電車に知らせる仕組み。トンネル周辺を走行していた電車にボタンを押した運転士はいなかった。