兵庫のコロナ感染者、10週ぶりに減少 定点医療機関当たり、入院患者は増加続く

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 兵庫県は10日、県内の医療機関199カ所から7月31日~8月6日の1週間に報告があった新型コロナウイルス感染者は2781人で、1カ所平均13.97人だったと発表した。前週(7月24~30日)は2795人、平均14.05人で、10週ぶりに減少に転じた。

 前週は国が示す昨年10月~今年5月の参考値で県内最多だった昨年12月後半に近い水準となり、流行第8波のピーク並みになったとみられていた。

 政令・中核市の定点当たりでは、神戸市=10.85人▽姫路市=17.84人▽尼崎市=10.67人▽西宮市=7.50人▽明石市=12.55人-だった。県健康福祉事務所では中播磨が最多の30.50人、続く朝来が28.67人だった。

 10日午前0時時点で、入院患者は前週比84人増の813人、重症者は3人減の19人だった。

 県感染症対策課は「お盆期間に入り、帰省などで普段会わない人や高齢者と接する機会が増えるので、体調が悪い際は行動を控え、いっそうの感染対策を」と呼びかけている。(井川朋宏)

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