栃木県は10日、県内76の定点医療機関で把握した新型コロナウイルス感染者数を公表した。7月31日〜今月6日の1週間に報告された感染者は計963人で、1機関当たりの平均は12.67人。前週（7月24〜30日）の計937人、1機関当たりの平均12.33人に比べて微増した。前週を上回るのは7週連続。
感染症法上の位置付けの5類移行を控えた約3カ月前に比べ、感染者は約8倍に増えた。5月1〜7日の感染者は計121人、1機関当たり1.59人だった。
6保健所管内別で1機関当たりの平均患者数が最も多かったのは県北で20.00人。県東が18.63人、安足が11.55人、県南が10.88人、宇都宮が9.78人と続き、最も少ない県西は5.75人だった。
年代別では最多の10歳未満が160人。10代144人、30代116人、50代115人、40代104人、20代99人などと続く。
クラスター（感染者集団）は医療機関で4件、高齢者施設で5件発生した。
また、新規入院者は前週比23人増の141人。1週間平均の入院者は161.4人で、前週比12.7人増だった。
大人数で集まる機会が増えるお盆を控え、県は換気や手洗い、場面に応じたマスク着用など基本的な感染対策を呼びかけている。
