特別支援学校の教諭が “免許失効状態” で10か月勤務 県教委が発表 生徒の履修や進級などは認められる(静岡県)

静岡県教育委員会は、特別支援学校に勤務していた教諭を、教員免許が失効した状態で約10か月間任用していたと発表しました。

県教委によりますと、この教諭は2022年10月に任用され、勤務していましたが、7月25日、新たに特別支援学校教諭普通免許状を追加取得する申請をした際、教員免許状が失効していることが発覚したということです。

この教諭は、2021年3月に教員免許の更新期限を迎えましたが、免許の更新をせずに失効状態となったまま教育現場を離れていました。そして2022年7月、教員免許の更新制度が廃止され更新が不要となったことから、失効した免許状も有効なものだと誤って認識していたということです。

一方、学校や県教委は任用の際に、免許が失効状態であることを確認していませんでした。この教諭の授業自体は適切に行われていたため、生徒の履修や進級などは認められるということです。

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