ビッグモーター兵庫県内の1店、除草剤使用を認める クスノキ6本立ち枯れ、宝塚インター店

ビッグモーター宝塚インター店と、切られた街路樹=27日午後、宝塚市安倉中1

 中古車販売大手ビッグモーター(東京)の店舗前にある街路樹が各地で枯れるなどしている問題で、兵庫県は10日、クスノキ6本の立ち枯れが確認されていた宝塚インター店(宝塚市)が除草剤の使用を認め、原状回復の意思を示したと明らかにした。

 県の調査に対して同日、文書で回答があった。県は除草剤の使用などを巡って会社としての認識も尋ねていたが、同店は「詳細な中身は分からなかった」としているという。

 県内では他に、加古川店(加古川市)前でムクゲ1本、伊丹北店(川西市)前でヒラドツツジ1株が消失しており、同じく経緯などを問い合わせている。

 県はこの3店舗の周辺で土壌を採取し、専門機関で分析を進めている。結果は8月下旬にも判明する見通し。(田中陽一)

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