モスクワ郊外で無人機撃墜 ウクライナ、首都攻撃強化

ウクライナ南部ザポロジエで、ロシア軍のミサイル攻撃を受けて損傷した建物=9日(ウクライナ国家警察提供・ロイター=共同)

 ロシア国防省は10日、モスクワ市に向けて飛来したウクライナ軍の攻撃用無人機(ドローン)計2機を同日未明、モスクワ南西のカルーガ州とモスクワ州の上空で撃墜したと発表した。被害は出ていないという。

 モスクワ州では今月6日と9日にも無人機が撃墜された。7月30日と今月1日にはモスクワ市中心部の高層ビル群「モスクワ・シティ」にある同じビルに無人機がぶつかり建物が破損。大規模反転攻勢を続けるウクライナは首都を狙った攻撃を活発化させている。

 10日の無人機飛来を受け、モスクワ郊外のブヌコボ、ドモジェドボ両空港では飛行機の発着が一時制限された。(共同)

© 一般社団法人共同通信社