バイエルンとスパーズがついにクラブ間合意! 去就はケイン次第に

[写真:Getty Images]

イングランド代表FWハリー・ケイン(30)の完全移籍に関して、バイエルンとトッテナムがクラブ間合意に至ったようだ。

移籍市場に精通するジャーナリストのデイビッド・オーンスタイン氏はドイツの情報筋からの情報として、バイエルンが直近に掲示した1億ユーロ(約158億5000万円)を超えるオファーをトッテナムが受け入れたと報じている。

そして、ここにきて残留に気持ちが傾きつつあるケインだが、今回のクラブ間合意を受け、改めて残留かミュンヘン行きを決断することになるようだ。

昨夏退団したポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに代わるトップクラスのストライカーを求めるバイエルン。今夏の移籍市場ではリクルートにおいて権限を握るトーマス・トゥヘル監督のリクエストによってケインをトップターゲットに定めていた。

自身のキャリアにおいてトロフィー獲得を熱望するイングランド代表のキャプテンは、今夏の早い段階で個人間ではバイエルンの掲示した条件に合意。先日には妻であるケイティー・グッドランドが、ミュンヘンで新居を探しているとの報道も出ていた。

しかし、生え抜きのエースの売却に後ろ向きなダニエル・レヴィ会長は、契約終了まで1年を切った30歳のエースに1億ポンド(約183億3000万円)以上の移籍金を要求。さらに、直接交渉を土壇場で延期するなど、あの手この手で交渉を引き延ばしにしてきた。

それでも、13日のプレミアリーグ開幕節ブレントフォード戦を間近に控えるこのタイミングでバイエルンのオファーを受け入れる決断を下した模様だ。

これまでトッテナムで435試合に出場し、クラブ歴代最多となる280ゴールを挙げてきたケイン。プレミアリーグではここまで歴代2位の213ゴールを記録し、アラン・シアラー氏が持つ260ゴールの最多記録更新も視界に捉えていたが、このタイミングでイングランドを離れてブンデスリーガでの新たな挑戦を選択することになるのか…。

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