【台風情報】台風7号進路予想 お盆に上陸のおそれ 高潮にも注意 6号の影響で40度の猛暑も【気象予報士解説】

6号が湿った空気を南から送り込んで雨が降りましたが、暖かい空気も運んできましたので、今日も猛烈に暑くなったところがあります。7号の進路に行く前に6号による猛暑の影響を見ています。

10日の全国の最高気温ランキングなんですが、特に日本海側で紫色の表示、35度以上石川県の小松では40度に達しました。ことし福島県で一度40度に達しましたが、2回目の40度です。なぜこんなに暑くなったのかというと、南の方から台風が暖かい空気を持ち込んで、山を越えてフェーン現象が起きて日本海側で猛烈な暑さになったというわけです。

台風7号の今後の進路を見ています。今は中心気圧970ヘクトパスカル、最大風速は35mで、瞬間的には50mの風が吹いているものとみられています。そして今、時速10キロとジョギング並みのスピードで西寄りに進んでいる状況です。この後は北西方向に進んでいく見通し、今回も比較的動きはゆっくりです。

15日火曜日の予報円、こちらちょっと黄色く色を塗っています。この15日に最も影響がでそうなんですが、進路によっては大きく影響が変わります。

まずこの最も東寄りの進路を取った場合、波は高くなりますが、大雨などは比較的軽く済みそうです。ただ、西寄りの進路を通った場合は、湿った空気を大量に持ち込んできますので、雨が強まり、風も強まります。台風の進行方向右側というのは風が強いんですね。そして、直撃すると暴風大雨に警戒が必要です。

また高潮も警戒が必要です。台風の中心というのは、気圧が低いので、海面を吸い上げる効果があるんです。さらに、台風の反時計回りによる強風によって、高まった海面が吹き寄せて、陸地にかかって浸水してしまう恐れがあるんです。今回は台風が近付けば、この高潮も警戒しなければなりません。

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