国境駐留兵を1万人規模に拡大 ポーランド、警備強化へ

 【ロンドン共同】ポーランドのブワシュチャク国防相は10日、隣国ベラルーシとの国境に駐留する兵士の数を1万人規模に拡大させる計画を明らかにした。ベラルーシにはロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員が駐留しているほか、ベラルーシが難民や不法移民を組織的に送り込んでいるとみて警戒しており、国境警備を強化する。ポーランド通信が伝えた。

 ポーランドは国境付近に国境警備隊や警察官に加え、既に2千人の兵士を配置している。2千人を増員する方針が9日に示されたが、さらに拡大する。ブワシュチャク氏によると、1万人のうち4千人が国境警備隊を支援し、6千人が予備兵力となるという。

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