青森県内トップ、今別で夏の成人式

一緒の記念写真に納まる2022、23年度の今別町「20歳を祝う会」出席者=10日午前、町中央公民館

 青森県内夏の「成人式」のトップを切り、今別町は10日、町中央公民館で2023年度の「20歳を祝う会」を開いた。22年8月の大雨の影響で延期されていた22年度式典との合同開催。2年間の対象者のうち、合わせて16人が出席し、友人たちと交流する喜びを確かめながら、それぞれが進んでいる道でのさらなる活躍を誓い合った。

 22年度対象者17人のうち7人、23年度対象者18人のうち9人が出席した。式典では阿部義治町長が「若さと勇気、情熱を持ちたくましく生きている皆さんの姿は、後輩の手本となり、社会全体の活気にもつながっている」と激励した。

 22年度対象者で、町役場に勤める野土谷侑斗さんは「昨年はこの時期を災害対応で過ごした。今年は式典ができ、久しぶりに会えた仲間がいてうれしく思う。大人として、一つ一つの行動に、一層の責任があると自覚を持つ」と話した。23年度対象者の相内咲さん(柴田学園大学2年)は「同級生も先輩も、小中学校の時と雰囲気が変わらず、懐かしさを感じた。子どもの成長を支えられる保育士を目指して、学びに励みたい」と語った。

 県教育委員会によると、夏の「成人式」は15日までに、今別町を含む17市町村で行う。対象者は計1087人。

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