日大、当面の出場資格停止 アメフト関東学連理事会

 関東学生アメリカンフットボール連盟(広田慶理事長)は10日、オンラインで臨時理事会を開き、部員が違法薬物を所持したとして逮捕された日本大を「当面は出場資格停止」にすることを決めた。日大はリーグ戦への参加の意向を伝えたが、現状では試合に出場させることはできないと判断した。

 関東学生連盟は処分理由として、再発防止策や関係者の責任の所在が明らかになっていないことなどを挙げ、「連帯責任以前の問題」との見解を示した。

 日大が所属する関東大学リーグ1部上位「TOP8」は9月2日に開幕する。日大の初戦となる法大戦は中止とする。日大は8月10日、アメフト部の無期限活動停止処分を解除したと発表した。

 同連盟は7日の臨時理事会で罰則などを審議する規律委員会を設置し、罰則は最終的に理事会で決定するとしていた。2018年に社会問題化した日大アメフト部による「悪質タックル」では同年度の公式試合出場資格停止処分を科し、日大は1部上位から降格した。

© 一般社団法人共同通信社