日田市の進撃の巨人ミュージアムで特別展示始まる 仏漫画祭の特別賞受賞記念【大分県】

特別展示の原画に見入るファンら=日田市大山町
展示されている「アングレーム国際漫画祭」特別賞のトロフィー
来場記念カード。右のカードには諫山創さん(左上)も描かれている

 【日田】日田市大山町の「進撃の巨人in HITAミュージアム」で10日、米仏イベント凱旋(がいせん)特別展示が始まった。人気漫画「進撃の巨人」がフランスのアングレーム国際漫画祭で特別賞を受賞したことを記念し、現地で展示した原画のうち17点を飾っている。来年2月25日まで。

 同漫画祭は「漫画界のカンヌ」とも呼ばれている。特別展示は、1月の授賞式で作者の諫山創(はじめ)さんが「地元のミュージアムに飾りたい」と話したトロフィーが目玉の一つ。クールな主要キャラクターがほほ笑む場面や、単行本化に合わせて見開き一枚絵に書き直した「巨人同士の格闘シーン」などの原画が並ぶ。

 進撃の巨人は、米ニューヨークで昨年11月に開催された「アニメNYC2022」にも出展した。今回、イベントの様子を写真や映像で振り返るコーナーも設けている。

 兵庫県三木市の会社員楠本真智子さん(40)は「作品が大好きで、聖地巡りを目的に家族4人で訪れた。原画ならではの迫力がある」と話した。

 入場料は18歳以上500円、未成年無料。期間中は有料チケットと引き換えに、諫山さん描き下ろしの「来場記念カード」をプレゼントする。

 問い合わせは道の駅水辺の郷おおやま(0973.52.3630)。

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