台風6号 宮崎県内大雨 高原町で複数土砂崩れ

高原町広原で大雨により複数発生した土砂崩れ=10日午前11時57分(ドローン撮影)

 台風6号は10日、対馬海峡を北上し、県内では未明に北部平野部、山沿いで線状降水帯が発生するなど各地で大雨となった。9日夜に線状降水帯が発生した南部山沿いでは、河川が氾濫し床上浸水などの家屋被害が出たほか、県内各地で土砂崩れや冠水による道路の寸断が相次いだ。11日の県内は、曇りや雨で雷を伴う所がある見込み。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるとして、土砂災害への警戒を呼びかけている。
 小林市では9日夜に1時間93.5ミリの猛烈な雨が降った影響で、市内を流れる真方川が氾濫。一部地域が冠水し、地元消防団が10日朝から排水作業に当たった。高原町では複数の土砂崩れが発生。道路が寸断され、3戸が一時孤立した。

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