線状降水帯、発生前に発表 宮崎県内初 新制度運用

 台風6号の影響で、宮崎地方気象台は「線状降水帯」の発生確認を9、10日に2回発表した。線状降水帯発生の最大30分前に発表する気象庁の新制度運用開始後、県内に発生確認が出たのは初めて。
 線状降水帯の発生確認はこれまで、降水量などの基準を満たしてから発表していた。気象庁は大雨による危険度の高まりを少しでも早く伝えるため、10~30分後に線状降水帯の発生が予測される場合、「発生した」とみなして発表する制度の運用を5月に始めた。

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