京都・西舞鶴高校に3台目のウオータークーラー 「行列できる。うれしい」

寄贈したウオータークーラーを見つめる志摩さん(右端)や白崎支店長(左端)、学校関係者ら=舞鶴市引土・西舞鶴高

 京都府舞鶴市引土の西舞鶴高で7月、福井銀行(福井市)によるウオータークーラーの寄贈式があった。舞鶴市のアパレル会社「ウッディーハウス」の社債発行手数料の一部が財源で、同社が寄贈先を選んだ。

 同銀行の「ふくぎんSDGs(国連の持続可能な開発目標)私募債」は、発行する企業から受け取る手数料の一部を寄贈品の購入にあて、企業は寄贈先の団体や組織を選ぶ。

 ウッディーハウスは舞鶴市の舞鶴赤れんがパークの管理運営を担っており、資金調達の際に同債を利用。志摩幹一郎社長が昨年度、同高で講演した縁で寄贈先を決めた。

 寄贈式では、福井銀行の白崎一雄高浜支店長が田邉仁司校長に目録を手渡し、同席した志摩社長は「末永く使ってほしい」とあいさつした。ウオータークーラーは同高に2台あるが、生徒会長の3年山村柚月さん(17)は「水筒に水を入れるのにウオータークーラーの前に並ぶこともある。暑くなるのでうれしい」と3台目の設置を喜んだ。

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