英GDP、0.2%増 4~6月、3期連続プラス

 【ロンドン共同】英統計局が11日発表した2023年4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.2%増となった。インフレや金融引き締めの影響で家計が圧迫される中でも、個人消費が伸び3四半期連続のプラス成長を記録した。

 このペースが1年間続くと仮定した年率換算では0.8%増。6月の月次GDPは前月比0.5%増と、市場予想を上回る伸びを見せた。

 4~6月期を業種別でみると、主力のサービス業は0.1%増えたほか、情報通信部門が堅調だった。製造業や建設業も伸びた。

 23年はマイナス成長は回避できそうだが、当面は金利が高水準にとどまり、低成長が続く可能性がある。

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