バルセロナが約190億円の資金調達に成功! 開幕前にトップチーム全選手の登録が可能となった模様

[写真:Getty Images]

バルセロナが、『Barca Vision』の一部株式売却によって1億2000万ユーロ(約190億円)の資金調達に成功。これにより、サラリーキャップの問題をクリアし、トップチーム全選手の登録が可能となる見込みだ。スペイン『ESPN』が報じている。

バルセロナは11日、クラブが保有する『Barca Vision』の株式29.5%を『LIBERO Football Finance AG』と『NIPA Capital B.V.』の2社に1億2000万ユーロで売却することで合意に至ったことを発表した。

『Barca Vision』はデジタル『Espai Barça』を構築するクラブの戦略の一部で、NFTやメタバースを含むWeb3とブロックチェーンを中心にすべてのデジタルコンテンツを配置するクラブのプラットフォームだ。

サラリーキャップの問題を抱えるバルセロナは、開幕前の時点で13名しかトップチームに登録できていないとの報道が出ていたが、今回の資金調達とMFフランク・ケシエのアル・アハリ移籍、FWウスマーヌ・デンベレのパリ・サンジェルマンへの売却によって、ファーストチームの全選手の登録が可能となる見込みだという。

さらに、チャビ・エルナンデス監督が求めていた右サイドバックと中盤の補強資金の確保にも成功したようだ。

また、バルセロナは同日、バルセロナのソシオメンバーと同社の株主の承認を条件として、『Mountain and Co. I Acquisition Corp』と企業結合合意に達したことも発表。

この契約により、クラブはデジタルの『Barca Vision』とオーディオビジュアル・コンテンツ部門を“バルサ・メディア”ブランドの下に統合することになる。

「FCバルセロナは、バルサ・メディアがクラブの推定企業価値約10億アメリカドル(約9億1000万ユーロ)の重要な収入源になることを期待している」との声明を発表している。

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