カイセドのリバプール行きは土壇場で覆る? クラブ間合意もチェルシー行き望む選手が拒否…

[写真:Getty Images]

リバプール行きが決定的と報じられるブライトンのエクアドル代表MFモイセス・カイセド(21)だが、土壇場でのチェルシー移籍の可能性が再燃している。

今冬の移籍市場に続き、今夏もブライトンからのステップアップ希望を明言してきたカイセド。選手自身は今夏の早い段階でチェルシーと2031年までの長期契約で合意しているとされており、その後はクラブ間での長期にわたる交渉が行われてきた。

しかし、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題を抱えるクラブは、ブライトンが要求する1億ポンド(約184億円)超えと言われる移籍金の支払いに難色を示し、何とかより安価な金額での獲得を目指して粘り強い交渉を行ってきた。

そういった中、サウサンプトンのベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(19)の獲得レースでも競合するリバプールが、開幕前のこのタイミングでカイセドにターゲット変更。

イングランドでの史上最高額となる1億1000万ポンド(約202億4000万円)を提示し、クラブ間合意。さらに、メディカルチェックの予約も伝えられた。

そういった中、ユルゲン・クロップ監督も11日の公式会見の場でカイセド獲得を示唆するコメントを残していた。

「それが何を意味するにせよ、クラブとの契約が合意されたことを確認できていると聞いている」

「何が起こるのか見てみよう。そして、そこから始めよう。(今日メディカルがあるかは)分からない」

これでカイセドのマージーサイド行きは決定事項になったと思われたが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、土壇場でのチェルシー移籍の可能性が十二分に残されているという。

カイセドは自身のインスタグラムでチェルシーの公式アカウントをフォローし、チェルシー移籍希望を明確にアピール。さらに、個人間での交渉が続くリバプールに対して、チェルシーへの移籍だけを希望している旨をすでに伝えたようだ。

また、カイセドの明確な意思を受け取ったチェルシーはブライトンに対して再度のオファーを準備しており、リバプールと同等の条件掲示での獲得を目指すことになるようだ。

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