ソフトテニス女子 明豊と大分商業の選抜チームで国体出場を目指す 【大分県】

鹿児島国体出場を目指すソフトテニスの少年女子は、宮崎那々と樽村妹穏(明豊3年)、中嶋心暖、西田海晴(同2年)に小橋愛菜(大分商業2年)が加わった県選抜チームとなる。いずれも今夏の全国高校総体に出場した選手で、吉良洋介監督(明豊)は「力のある選手がそろった」と期待する。

9日からの大阪遠征で選手の特徴や相性を見極め、ダブルス2ペア、シングルス1人の割り当てを決めることになるが、九州高校体育大会の個人戦で優勝した宮崎と西田がペアを組みそう。全国高校総体では上位入賞の実力がありながら、団体で2回戦敗退と悔しい思いをしただけに思いは強い。宮崎は「日本一への思いがあったが、メンタルの部分で準備不足だった。まずは勝ちたい思いを強く持ち、九州ブロック予選を突破して、国体本番に備えたい」とリベンジを誓う。

九州ブロック予選に出場する明豊の4選手

一方、前評判は高くはなかったが、勝つことで勢いが増し、全国高校総体の個人戦で3位となった樽村は「シングルスで出てもダブルスで出ても、自分のスタイルは変わらない。攻める気持ちを持って、目の前の試合に集中するだけ」と気負いはない。中嶋、西田の2人は3年生2人をサポートする思いが強く、「一緒に出場できる最後の大会となる。一球一球の大切さを教えてもらった。今まで以上にコミュニケーションをとって、勝てる雰囲気をつくりたい」と声をそろえる。

国体九州ブロック予選は開催県の鹿児島を除く7県の代表が出場する。総当たりのリーグ戦で国体出場の4枠を競う。宮崎は「それぞれが普段の力を発揮すれば問題ないが、油断はできない。チーム大分の一員として、応援してくれる方々のために結果を出したい。高校3年間の集大成として、自分の持ち味であるラリーを発揮したい」と意気込みを語った。

全国高校総体の個人戦で3位となった樽村妹穏

(柚野真也)

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