古新聞で「エコバッグ」できた 京都・美山で催し、記事の写真で表面飾る

新聞紙を丁寧に折ったり貼ったりし、エコバッグを仕上げる親子(京都府南丹市美山町・南丹市美山文化ホール)

 古新聞でエコバッグを作る教室が、このほど京都府南丹市美山町の市美山文化ホールで開かれた。小学生から高齢者まで約20人が新聞紙を折り、記事の写真で表面を飾った多彩なバッグに生まれ変わらせた。

 市立図書館が、保管期限切れで廃棄する新聞紙を再利用することで循環型社会について考えてもらおうと初めて主催した。5日にあった教室では、同町の手芸ボランティア「ほのぼの」の岡本美沙子代表(82)、山中幹子さん(77)、山中祥子さん(73)が教えた。

 参加者は古新聞を4枚重ねにし、雄大な雪山や草花など好みの写真が正面に来る状態で折ったり、のりで付けたりした。内側や底にも隙間なく丁寧に新聞紙を貼って補強した。細く巻いた持ち手も作り、500ミリリットルのペットボトル2本が立てて入る大きさのバッグを1時間半で完成させた。

 園部第二小学校5年の男子児童(10)は「スポーツが好きなので、ラグビーの試合の写真にした。習い事に出かける時に使いたい」と笑顔で話した。

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