起業家支援へ新組織 岩手県が設立、官民90以上の組織が連携

起業家の育成や成長支援に向け、連携を確認する出席者

 岩手県は10日、官民連携で起業家を支援する「いわてスタートアップ推進プラットフォーム」を設立した。県内の自治体や商工団体、教育機関など90以上の組織が連携。個々に実施する支援を集約したホームページを開設し、情報交換会も開催する。起業を目指す人や創業から浅い人ら段階に応じた支援で、地域経済の担い手育成につなげる。

 「岩手イノベーションベース」など既存支援組織を含む包括的な構成とし、県が事務局を担う。本年度は各団体の支援や先進事例を共有。新規事業開発、女性の起業などの分科会を設置し、勉強会も開催する。

 各団体の支援策を発信するホームページは10月に立ち上げる予定。活動を進める中で、起業家の育成数など目標設定も行う方向だ。

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